石上神宮は色々と謎と特徴の多い神社です。謎の多さ故色々なアニメや小説のモチーフになることも多いです。
1)主祭神が神様そのものでは無く、刀やモノ(とくさのかんだから)に宿る霊(神)であること。
刀に関しては祭神として4本存在し、祭神と関係のない有名な刀(七支刀)も所蔵しています。
2)祝詞が特殊。
多くの神社では、大祓の詞や、祓詞が一般的ですが、石上神宮では朝拝などでも、十種祓詞(とくさのはらえのことば)、ひふみ祓詞(ひふみのはらえのことば)が日常的に奏上されます。十種祓詞の”布留部(ふるべ)由良由良(ゆらゆら)と布留部(ふるべ) 此(か)く為(な)しては 死人(まかりしひと)も生(い)き反(かえ)らんと”の部分やひふみ祓詞の”ひふみ よいむなや こともちろらね”の部分の独特に言い回しからアニメや小説の題材にもされています。
3)関連する神様や豪族に謎が多い。
主祭神の布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)は、饒速日命(にぎはやひのみこと)という神様が天津神から授かった十種の神宝に宿る神様ですが、饒速日命という神様自体が古事記、日本書紀では名前はでで来るものの記述が少なく別名も多いため謎が多い神様です。その子孫の物部氏も謎が多いです。
4)境内に鶏がたくさんいる。そしてとても元気です。
5)朝拝がお勧め。
石上神宮を参拝されるのでしたら朝8:30からの朝拝がお勧めです。普段上がれない拝殿に上がれますし、十種祓詞(とくさのはらえのことば)、ひふみ祓詞(ひふみのはらえのことば)を奏上することができます。また朝は鶏のとても元気な姿を見ることができます。