天平時代からある東大寺最古の建物です。不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)を本尊とするところから羂索堂と呼ばれていたが、毎年3月に法華会(ほっけえ)が行なわれたことから、のちに法華堂とか三月堂と呼ばれるようになりました。現在の礼堂部分は正治元年(1199)に重源上人によって新造されたものです。このお堂で華厳経が日本で初めて講義されたともいわれています。狭いお堂に仏像がたくさん安置されているのが特徴です。令和の時代の建物の耐震補強の際に仏像の再安置移動が行われました。
堂内の仏像の安置状況は、仏像安置図を参照ください。