2023.06.11

矢田寺のあじさいが見頃(6/10奈良新聞デジタル)

6月11日現在 矢田寺のあじさいが見頃のようです。(あじさいの写真はコロナ前の写真です)
あじさいの季節(6月1日〜30日)のみ拝観料が有料となりますが本尊の地蔵菩薩立像を間近で見れるのと、焔魔堂の閻魔大王像などの仏像が拝観できます。
入場¥700,本堂拝観¥500
矢田寺の本堂の本尊 地蔵菩薩を紹介します。右手には錫杖(しゃくじょう)を持たず親指と人さし指でわっかを作っったOKサインは仏教上の印相で来迎印(らいごういん)をしています。そのお姿は「矢田型地蔵」と呼ばれています。矢田寺は日本で一番古い地蔵様や味噌なめ地蔵など地蔵様がたくさんおられ、”地蔵様のお寺”と行っても良いと思います。
来迎印という印の形はお地蔵様ではなく、阿弥陀如来がする指の形です。阿弥陀如来は、亡くなった人をお迎えに上が李極楽浄土にお連れする役割をすると言われています。
来迎印と説法印はよく似ていますが。説法印が親指と人差し指の先でわっかを作って、中指〜小指を広げているに対し、来迎印は親指の第一関節に人差し指の先を付けるおり中指〜小指をくっつけている点が違います。来迎印の中でも中指〜小指をピンと伸ばしている定印は下品上生(げぼんじょうしょう)といわれ9つある極楽浄土の内の一つの世界を表しています。
あじさい園にお越しの際は是非たくさんのお地蔵様もごらんになってください。