奈良観光スポットのご案内

東大寺観光ガイド

東大寺へのアクセス

近鉄奈良駅から東に徒歩で900m行くと左手に南大門が見えます。

JR奈良駅から奈良交通バスで市内循環に乗り、大仏殿春日大社前で下車。

やまべから国道169号線を約6km北上し、県庁東(奈良公園の中)の交差点を右折。

2)東大寺の歴史

東大寺を現在のような形にしたのは聖武天皇です。東大寺の前身は金鐘寺です。金鐘寺は、730年前後に聖武天皇と光明皇后が幼くして亡くなった皇子のために建てた寺です。

その後、1)大仏の建築、2)全国に国分寺を立て東大寺をその中の総国分寺とした。3)当時正式な戒壇がなかった日本に鑑真を招き戒壇院を建てた。ことなどにより現在のような大きなお寺となりました。

1)大仏の建立について:

聖武天皇の時代は今までの豪族による支配から抜け出し”大宝律令”による国による政治を平城京で行おうとしていた時代でしたが、一方で重い税に耐えかねて農地を捨てて逃亡する国民が多発しまた天然痘の流行で多く人が亡くなる不安な時代でもありました。こんな中、僧の”行基”は民衆の声を聞き”仏教こそが民衆を救う”と布教して民衆から圧倒的な人気を得ていました。行基が行った民衆の暮らしを良くする工事には、民衆が進んで無償で工事に参加しました。聖武天皇は民衆から圧倒的な人気を誇る行基と話あいを進め、支配層のものだった仏教を民衆に開放し大仏を建立することを決意しました。”東大寺”の名前は大仏建立の中で自然に呼ばれるようになった名前だと言われています。

2)国分寺について:

国分寺を建てることを決めたのは、大仏建立を決める2年半ほど前のことです。国分寺は新しく建てられるものがほとんどでしたが総国分寺は珍しくすでにある寺を利用したものです。

3)日本で最初の戒壇の設立について:

当時は僧は税金を免除されていました。このため税を逃れるため出家して僧になる人も多く存在しました。このため仏教の規律を学ぶため、唐の僧”鑑真”を招き”戒壇院”を日本で初めて作りました。これ以降は戒壇で授けられた戒律を守れるものだけが正式な僧として認められるようになりました。

 

東大寺境内の案内

東大寺周辺の観光マップです。

pdfファイルはこちら→ 東大寺観光マップ

なお正倉院に関しては、土曜、日曜、祝日は見学できませんのでご注意ください。(月曜から金曜の10:00~15:00)

東大寺境内マップ

奈良のビジネスホテル”東大寺の個別観光スポット

○ 南大門

奈良駅から東大寺に向かうとお土産物屋などでにぎわう参堂を抜け最初に迎えてくれるのが南大門です。現在の南大門は平安時代に台風で倒れた後、鎌倉時代の僧、重源上人によって再建されてものです。20mを超える長い一本の柱を18本使っているの建築様式(天竺様・大仏様)が特徴です。この様式は重源上人が宋に渡って学んだ建築様式で南大門や大仏殿などの巨大な建築物を建てるのに適した建築様式です。

南大門

南大門

雪の南大門

雪の南大門

○ 金剛力士像・仁王像(阿形・吽形)
金剛力士像(阿形)

金剛力士像(阿形)

金剛力士像(吽形)

金剛力士像(吽形)

○ 東大寺ミュージアム

南大門を出るとすぐ左手に、近代的な建物がみえますがこれが東大寺ミュージアムです。お寺のお堂で見る仏像は、暗くてよく見えないのですが、ここで展示されている仏像はライトアップされ明るく色々な方向から見ることができます。2014年3月現在展示されている主な仏像は、もと4月堂にあった、千手観音菩薩、元三月堂(法華堂)にあった、日光・月光菩薩、もと永久寺(廃仏毀釈で廃寺となった)のあって東大寺に寄進された四天王などがあります。開園時間は9:30-17:00(前後)閉館時間は30分程度季節により前後します。

東大寺ミュージアム

東大寺ミュージアム

千手観音菩薩東大寺

千手観音菩薩像(イラスト)

○ 戒壇院

東大寺の歴史でもふれたように、正式な仏教の戒律を授けるために唐の僧“鑑真”を招いて建てられた建物です。戒壇院は大仏殿の裏側にあって、訪れる方も少なめですが仏像マニアのかたは必見です。堂の中心にある多宝塔は鑑真が唐から招来したものです。(レプリカを展示。本物は東大寺収蔵庫に安置)。多宝塔の周りにある四天王像(持国天、増長天、広目天、多聞天)は天平時代のもので東大寺中門から移設されたものです。

東大寺戒壇院

東大寺戒壇院

東大寺戒壇院広目天

東大寺戒壇院四天王像(広目天)イラスト

○ 春日野苑

元々は陸上ののグラウンドでしたが、広場に変わりました。東大寺のなかで一番大きな芝生の広場です。鹿とたわむれたリのんびり昼寝をするのみいいかもしれません。なら燈花会では広場全体がろうそくの灯で満たされます。また夏は百日紅の花で彩りがきれいです。

春日野苑の鹿と百日紅

春日野苑の鹿と石楠花

春日野苑から見る大仏殿の鴟尾(しび)と石楠花

春日野苑から見る大仏殿の鴟尾(しび)と百日紅

○ 鏡池

多くの人がここからの中門、大仏殿の写真を撮る写真撮影の定番スポットです。鏡池の真ん中には弁財天をまつる神社がありますがこの場所に昔の手向山八幡宮(現在は法華堂の隣にある)のあった場所のようです。5月2日”聖武祭に鏡池の中に舞台が設けられ、舞楽が行われます。

東大寺鏡池

東大寺鏡池

○ 二月堂

二月堂は東大寺の中で一番高い場所にある建物です。1667年に全焼しそのあと再建されたものです。十一面観世音菩薩を本尊としますが、絶対秘仏で見ることはできません。二月堂の名前の由来は、二月堂で行われるお水取り(修二会正式には十一面悔過)がかつては旧暦の2月1日に行われていたことによるものです。現在は3月1日から3月14日までお水取りが行われています。二月堂からは見晴らしがよく大仏殿や奈良市内を見下ろすことができます。

お水取りとは:二月堂創建以来毎年欠かさず1250回以上行われている行事。お松明や修二会正式には十一面悔過といいます。十一面悔過とは、二月堂の本尊十一面観世音菩薩に十一人の練行衆が、人々が犯した過ちを懺悔して天下泰平、五穀豊穣、万民快楽、を祈願するものです。お水取りに多くの人々が集まるのは、お水取りに使われる松明の火の粉を浴びると無病息災の御利益があると言われているためです。3月12日深夜(午前三時)ごろに二月堂したの若狭井で汲み上げられる“香水”は1250年間継ぎ足された根本香水の壺に継ぎ足されます。この行事から“お水取り”の名前が来たようです。また3月12日に達陀で使われた帽子を子供にかぶせると病気をせずに元気に育つということで3月12日には特に多くの人が集まります。松明も通常の10本より1本多い11本が出されます。

東大寺二月堂

東大寺二月堂

二月堂からの眺め

二月堂から奈良市内を見晴らすことができます。(大仏殿と生駒山)

○ 三月堂(法華堂)

東大寺の中で一番古い建物です。仏像のマニアなら必ず見ておきたいです。三月堂の名前の由来は、三月に”法華会”が行われることによる。2013年にの建物の改修に伴い仏像が一部移動しているので注意が必要です。

  • 従来通り二月堂で展示されている仏像:
    不空羂索観音菩薩、執金剛神像(秘仏12/16のみの公開)、梵天、帝釈天、金剛力士(阿形、吽形)、四天王(広目天、多聞天、持国天、増長天)
  • 東大寺ミュージアムに移動した仏像:
    日光・月光菩薩、弁財天、吉祥天、地蔵菩薩、不動明王
  • 東大寺三月堂

    三月堂建物

    東大寺不空羂索観音菩薩像

    東大寺三月堂不空羂索観音菩薩(イラスト)

    執金剛神像

    執金剛神像イラスト(秘仏12/16のみの公開)

    ○ 四月堂

    三月堂の向かい側にあります。毎年4月に法華三昧が行われるので四月堂と呼ばれています。2012年までは、千手観音菩薩が本尊でしたが、千手観音菩薩が東大寺ミュージアムに移動した関係で、2014年現在本尊が、十一面観音菩薩となりました。そのほかにも普賢菩薩騎象像や阿弥陀如来坐像、阿弥陀如来立像が展示されています。

    東大寺四月堂建物

    東大寺四月堂建物

    四月堂普賢菩薩

    四月堂 普賢菩薩像(イラスト)

    ○ 転害門(てがいもん)

    東大寺は、戦火で何度も焼け落ちていますがその中でも奇跡的に創建時から残っているのが転害門です。門自体が国宝に指定されており、門の中に入ることはできません。お寺の門なのに神社によくある大きな注連縄があり驚きます。東大寺の二月堂横の手向山八幡宮の転害会がここをお旅所としたともいわれていることからかもしれません。

    転害門

    東大寺 転害門

    ○ 奈良きたまち案内所

    最近、おしゃれなお店が集まっている等で、マスコミにも取り上げられる奈良きたまち、民家風のお店も多く場所がわかりにくいお店もあります。転害門のすぐ隣に、奈良きたまち案内所があります。マップも無料でもらえますよ。

    奈良きたまち案内所

    奈良きたまち案内所

    ○ 七重の塔相輪

    東大寺の大仏殿の両側には七重の塔があったことが知られています。高さは、70-100mと考えられています。現在は東塔跡に相輪が展示されていますが、その大きさから七重の塔の規模がうかがわれます。

    東大寺七重の塔相輪

    東大寺七重塔相輪

    ○ 手向山八幡宮

    東大寺の建立の際に、宇佐八幡宮から最初に分社された神社です。10月5日は転害会という神事が行われます。これに合わせて毎年10月5日の『転害会』に合わせ、東大寺『勧進所』の「八幡殿」と「阿弥陀堂」にて、 「僧形八幡神坐像」と「五刧思惟阿弥陀如来坐像」の特別開扉が行われます。

    手向山八幡宮

    手向山八幡宮

    ○ 鐘楼

    四月堂の横の階段を下りてゆく途中に東大寺鐘楼があります。東大寺鐘楼は、大仏殿や南大門と同じ“大仏様”の建築様式を取り入れた独特な外観をしています。大晦日には除夜の鐘をつくことができます。

    東大寺鐘楼

    東大寺鐘楼

    ○ 石造十三重塔

    三月堂と手向山八幡宮の間にあります。

    石造十三重塔
    ○ 新公会堂

    南大門から見て春日野苑の向こう側にあります。普段は、国際学会などが行われます。2月のライトアップイベント瑠璃絵のスポットの一つ。

     

    新公会堂

    新公会堂

    ○ 二月堂にむかう階段と土塀

    四月堂の横の階段を下りてゆく途中に東大寺鐘楼があります。東大寺鐘楼は、大仏殿や南大門と同じ“大仏様”の建築様式を取り入れた独特な外観をしています。大晦日には除夜の鐘をつくことができます。

    二月堂と土塀

    二月堂に向かう階段と土塀

    ○ 大仏池の紅葉

    東大寺のイチオシ紅葉スポットです。風のない日は、池に紅葉と大仏殿が反射してきれいです。

    大仏池の紅葉

    大仏池の紅葉