奈良観光スポットのご案内

奈良公園ガイド

奈良公園の鹿

○ 奈良公園の鹿の歴史

奈良公園の鹿は野生動物で、1000年以上前から奈良に住んでいることが"万葉集"などの和歌からもうかがい知ることができます。 では奈良に鹿が多いのはなぜでしょうか?

縄文・弥生時代の大昔から日本人と鹿は親しみが深く、土器など鹿の絵から日本人の生活の場に鹿がいたことが考えられます。従来奈良の鹿は狩猟の対象とされていたことが万葉集から確認できます。 「春日野に粟蒔けりせば鹿待ちに継ぎて行かましを社し恨めし」(佐伯宿禰赤麻呂) しかし称徳天皇の頃、平城京を守るのため春日大社が茨城県の鹿島神宮の雷の神様でもある武甕槌命(たけいかづちのみこと)を春日大社でも分霊して祭神として祭ることをお願いしに行ったとき、白鹿の背中に乗ってに戻られたという伝説があり、それ以降奈良のシカは神鹿(しんろく:神の使いとしての鹿)として神聖視しされ保護されました。その保護は、徹底したもので15~17世紀には鹿を殺したことが原因で処刑された人がいることが分かっています。

このように、宗教上の理由から手厚く保護され頭数を増やした鹿ですが、明治時代の廃仏毀釈で鹿の保護を積極的に行ってきた興福寺が廃寺とされて鹿が神の使いとしての神鹿の立場を失ったことやことや、明治4年に国が鹿を有害獣として銃殺を許可したことから急激にその数を減らし一時は38頭となったこともありました。 その後、鹿の絶滅を防ぐため明治23年に奈良県令で鹿の殺傷禁止区域が定められたり、”鹿苑”での鹿の保護が進められ現在に至っています。奈良公園の鹿の頭数は、2011現在1095頭(奈良公園の平坦部)と言われています。

○ 奈良公園の鹿の食べ物 と奈良公園の芝がきれいな理由

奈良公園の鹿の食べ物と言えば真っ先に“鹿せんべい”が思い浮かびますが、残念ながら”鹿せんべい”は鹿の主食ではありません。鹿の主食は、草や木の実、木の葉っぱなどですが、奈良公園の鹿の場合は、草 特に芝やすすきなどの割合が高いといわれています。奈良公園の芝は、鹿が食べることによりある程度の整備がされ、その経済効果は数億円ともいわれています。 ちなみに鹿せんべいの主成分は、米ぬかと穀物類で砂糖などの糖分は含まれていません。鹿は糖分を分解できないためです。観光客の民様は、鹿に甘いもの(クッキーなどの)を与えないようにご注意ください。

また鹿は、ヤギと近い仲間のため”紙”も食べます。奈良公園のトイレに格子戸の扉があるものは、"鹿よけ"のためのものです。また、紙袋(紙カバン)は食べられますのでご注意ください。観光案内のガイドさんが南大門の仁王像の説明を説明をしているのを聞いている観光客が上を見上げている間に、紙カバンを食べられている姿をときどき見かけます。

○ 奈良公園にゴミ箱が少ない理由 と鹿との関係

2011年度の鹿の死亡の頭数は362等ですが5年前と比べて病死で死亡する鹿の頭数が大幅に増えているといいます。病死した鹿を解剖してみると必ずと言っていいほど、ビニールなどの人間の捨てたゴミが胃袋から見つかるそうで多いものでは4kgものゴミが見つかるそうです。消化できない人間のゴミを大量のゴミを胃袋にため込んでしまうと、本来の餌を消化できなくなり病死してしまいます。 奈良公園にお越しになる皆さんもこのような理由で奈良公園にゴミ箱が少ないことをご理解いただき、決して奈良公園内にゴミを放置しないようにご協力願います。

また、病気や事故で様子がおかしい鹿を見かけられた時は、

”財団法人奈良鹿愛護会 TEL:0742-22-2388 e-mail:info@naradeer.com”
までご連絡ください。一刻も早い救助が鹿の命を救うことになります。

○ 奈良公園の鹿の写真

奈良公園へのアクセス

○ ビジネス旅館やまべから奈良公園へのアクセス
  1. 1. 電車でのアクセス:近鉄奈良駅より東へすぐ。徒歩3分圏内。
  2. 2. JR奈良駅より三条通り(駅前からの大通り)を東に徒歩10分。
  3. 3. 車でのアクセス:やまべから国道169号線を北上約10km、興福寺公営駐車場あり。
  4. 4. バスでのアクセス:奈良交通バスJR・近鉄奈良行で奈良国立博物館前下車すぐ。

奈良公園観光地図・観光スポットマップ

印刷用奈良公園マップはこちら > 奈良公園観光マップ

奈良公園観光スポット
興福寺 かつて実質奈良を支配し現在再建が進む寺

住所

奈良県奈良市登大路48

TEL

0742-22-7755

拝観料金・開園時間

拝観料:大人500円 学生400円 小学生150円
開園時間:9:00~17:00

アクセス

旅館やまべから国道169号を南下約5km

コメント

○ 現在の興福寺

奈良駅から徒歩3分奈良公園のど真ん中にあります。「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。五重の塔で有名な現在の興福寺は境内の無い寺です。明治時代神仏分離令で全国に廃仏毀釈の嵐がまきおこりました。興福寺の子院はすべて廃止、寺領は没収され、僧は春日社の神職となり、境内は塀が取り払われ、樹木が植えられて、奈良公園の一部となってしまいました。一時は廃寺同然となり、五重塔、三重塔さえ売りに出る始末でした。

興福寺の繁栄と歴史

南都六相法相宗の大本山として知られる興福寺の歴史は、飛鳥の「厩坂寺」さらにさかのぼると天智朝の山背国「山階寺」が起源となります。山階寺は、藤原鎌足が重い病気を患った際に、夫人である鏡大王が夫の回復を祈願して、釈迦三尊、四天王などの諸仏を安置するために造営したものといわれています。このため興福寺は藤原氏とのゆかりが深く藤原氏の氏寺として奈良時代は四大寺,平安時代は七大寺として繁栄しました。平安時代には、大和の国のほとんどの荘園を保有し実質的に支配していました。最盛期には100以上の寺院が立てられましたが、現在は度重なる焼失と神仏分離令の影響で当時の繁栄は見る影もありませんが少しずつ再建が進められています。現在は、100回を超える消失にもかかわらす”中金堂”の再建が進められています。現在の興福寺五重の塔は1426年に再建されたものを1900年に修理したものといわれています。

やまべおすすめの興福寺の仏像

興福寺で一番有名なのは、やはり阿修羅像でしょう。そのほかにも鳥のくちばしの形をした迦楼羅像(かるらぞう)宇宙人のような顔の木造金剛力士像(いずれも国宝館)、南円堂の本尊の木造不空羂索観音菩薩坐像(もくぞうふくうけんさくかんのんぼさつざそう)、北円堂で足が長くコミカルな動作の木心乾漆造四天王立像(もくしんかんしつぞうしてんのうりゅうぞう)がおすすめです。北円堂に関しては通常一般公開されませんが、2013年4月12~6月2日まで一般公開されます。興福寺の仏像は、公式ホームページで見ることができます。

○ 興福寺のおすすめイベント

毎年節分の日に、鬼追い式が行われます。豆まきでは、豆のほかに景品も配られ多くの人でにぎわいます。
> 興福寺鬼追い式

興福寺の写真

興福寺東金堂と五重塔

興福寺南円堂

興福寺北円堂

春日大社 燈籠が沢山ある神社

○ 住所

奈良県奈良市雑司町406-1

○ TEL

0742-22-5511

○ 拝観料金・開園時間

拝観料:大人500円
開園時間:9:00~17:00

○ アクセス

近鉄奈良駅から東に25分

○ コメント

若草山のふもとに立つ春日大社は、藤原氏の氏神を祭る神として始まりました。その後藤原氏が平安時代にかけて絶大な勢力を誇るにつれて燈籠の数は増えて行き、現在は民間の寄付等もあり境内には約3000の燈籠があります。昔は毎日灯をともしていたようですが現在は、節分とお盆に燈籠に灯がともされます。(節分万燈籠,中元万燈籠)。また境内には藤原氏の象徴”砂ずりの藤”があります。

○ 春日大社の写真

春日大社砂ずりの藤

春日大社

依水園 奈良公園の中の歴史のある日本庭園

○ 住所

奈良県奈良市水門町74

○ TEL

0742-25-0781

○ 拝観料金・開園時間

拝観料:大人650円
開園時間:9:30~16:30 (火曜日休園日)

○ アクセス

東大寺戒壇院の南側にあります。

○ コメント

奈良公園の中にある日本庭園。前園と後園があり、前園は1670年代に作られました。後園は明治時代の庭園で若草山、春日山、御蓋山(みかさやま)東大寺南大門を借景に取り入れたものです。奈良公園はいつも観光客でにぎわっていますがここはそのような雑踏を離れた落ち着いた雰囲気が漂っています。奈良県を代表する日本庭園です。館内には寧楽美術館があり中国の美術品が飾られています。

○ 依水園の写真

依水園苔庭

依水園池

依水園借景(南大門と若草山)

浮見堂 鷺池 なら燈花会(8月6日~15日)と紅葉の季節は必見

○ 住所

奈良県奈良市高畑町山ノ上

○ TEL

0742-26-1991

○ 拝観料金・開園時間

拝観料:無料 (手漕ぎボートは有料)

○ アクセス

東大寺南大門をででまっすぐ400m坂道を下った左手にあります。

○ コメント

奈良公園内の春日大社への参道はいつも人でにぎわっていますが、浮見堂へは一本南側に入った細い道が便利です。この道は赴きのある料理屋旅館があります。比較的静かなコースとしてお勧めです。浮見堂は鷺池の中にある休憩所ですが春の桜の季節,夏の百日紅,秋の紅葉と四季折々の風景を楽しめます。ここまで歩けば飛火野,志賀直哉旧邸,白毫寺,新薬師寺へも近くです。

★お勧め情報:8月6日~15日(19:00~21:45)に奈良公園周辺でなら燈花会が開かれます。ろうそくの灯を中心にライトアップされます。ろうそくに明かりに池の中に浮かび上がる浮見堂の姿は幻想的です。

○ 浮見堂の写真

奈良公園浮見堂

東大寺

○ 住所

奈良県奈良市雑司町406-1

○ TEL

0742-22-5511

○ 拝観料金・開園時間

大仏殿・3月堂(法華堂)・戒壇院
拝観料金:¥500(それぞれ別個に拝観料金が必要です。)
開園時間:7:30~17:00

二月堂
拝観料金:無料
開園時間:24時間拝観可

○ アクセス

やまべから国道169号線を北上し、奈良公園の芝生が見えてきたら交差点を右折します。坂道の途中う左手に南大門駐車場が最寄り駐車場です。

○ コメント

> 東大寺詳細観光情報 , > 奈良大仏詳細情報 (別ページをご参照ください。)

新薬師寺

○ 住所

奈良県奈良市春日野町160

○ TEL

0742-22-7788

○ 拝観料金・開園時間

拝観料金:¥500
開園時間:9:00~17:00

○ アクセス

やまべから国道169号線を北上し、奈良公園の芝生が見えてきたら交差点を右折します。坂道の途中う左手に南大門駐車場が最寄り駐車場です。

○ コメント

光明皇后が、聖武天皇の眼病が治るように行基に建立させたといわれています。新薬師寺の「新」は「あたらしい」ではなく「あらたかな」薬師寺という意味です。東大寺と共に南都十大寺の一つで、境内に七堂伽藍甍と、僧一千人と記録にある大きな寺でした。「萩の寺」とも呼ばれ、境内全体に高畑独特の静かなムードがただよっています。

新薬師寺の仏像:本尊木造薬師如来坐像〔国宝〕とそれを囲む等身大の塑造十二神将立像〔国宝〕が有名です。新薬師寺の仏像は少し愛嬌のある本尊の薬師如来坐像よりもそのわきに控える十二神将立像のほうが有名です。十二神将立像の中でも特に有名なのは伐折羅(ばさら)像です。髪の毛が逆立っている像です。十二神将立像の十二は干支にちなんでいて伐折羅(ばさら)像の干支は戌です。本尊向かって右手一番目におられます。

新薬師寺の裏手には、写真美術館という近代的な建物があります。ここには、入江泰吉という奈良をモチーフにした写真を撮り続けた写真家の作品が展示されています。写真集等も買うことができます。

○ 新薬師寺の写真

新薬寺本堂

奈良市写真美術館

白毫寺 関西花の寺十八番 椿 萩の季節にはお勧め

○ 住所

奈良県奈良市白毫寺町392

○ TEL

0742-26-3392

○ 拝観料金・開園時間

拝観料金:¥500
開園時間:9:00~17:00

○ アクセス

近鉄奈良駅から新薬師寺経由さらに東に10分

○ コメント

関西花の寺18番として有名で高円山にあります。春の五色椿、秋の萩が有名です。特に秋の萩は参道の石段を覆いつくして圧巻。境内は高台にあるのでここから奈良市街を見晴らすことができます。

白毫寺の仏像:本尊の阿弥陀如来坐像もよいですが、ここで必見なのは“閻魔王坐像”です。迫力のある表情で見るものを圧倒します。“木造地蔵菩薩立像”も光背や彩色が残ってきれいです。

○ 白毫寺の写真

白毫寺萩の花

白毫寺本堂

白毫寺からの眺め(右手が生駒山、左手が矢田山丘陵)

元興寺

○ 住所

奈良県奈良市中院町11

○ TEL

0742-23-1377

○ 拝観料金・開園時間

拝観料金:¥400
開園時間:9:00~17:00

○ アクセス

近鉄奈良駅から新薬師寺経由さらに東に10分

○ コメント

南都七大寺のひとつ。もともとは、蘇我馬子が建てた日本最古の本格仏教寺院"法興寺”でしたが平城京遷都に伴い、奈良市に移転しました。一時は大きかったお寺も現在は縮小し、縮小する過程で元興寺は2箇所に分かれています。(宗派も違う華厳宗と真言律宗)”世界遺産"に指定されているのはこちら”奈良市中院町”にあるほうで"極楽院”とも呼ばれています。

★お寺が分かれた理由:元興寺は奈良時代は南都七大寺として栄えた寺ですが興福寺,東大寺が勢力を伸ばす一方で衰えていきます。平安時代の末には末法思想が流行し、阿弥陀信仰とともにこの曼荼羅が民間に信仰を集めるようになりました。当時曼荼羅を祭るお堂は"極楽坊”と呼ばれていたことから”元興寺極楽坊”として別のお寺としての歴史が始まりました。

元興寺で一番目立つ"極楽堂”は曼荼羅を本尊にしているお堂です。このお堂は鎌倉時代の再建ですが、実は瓦は昔のものを使っており、"法興寺”創建当初の1400年前のものも含まれているとのことです。 極楽堂の南側には石像が沢山ありますが、これは昔のお墓とのことです。秋の桔梗や、酔芙蓉、萩の季節がお勧めです。

○ 元興寺の写真

元興寺

元興寺の石仏と桔梗

般若寺

○ 住所

奈良県奈良市般若寺町221

○ TEL

0742-22-6287

○ 拝観料金・開園時間

拝観料金:¥400
開園時間:9:00~17:00

○ アクセス

やまべから国道169号を北上し、さらに奈良公園から約1kmさらに北上した左手にあります。

○ コメント

飛鳥時代に建てられたお寺で、奈良時代には平城京の鬼門を守る寺として聖武天皇のもと繁栄しました。平重衡の南都焼き討ちにより焼失したのちしばらく廃寺なったのち復興したようです。現在はコスモス寺として有名でお堂が隠れるくらいぼうぼうに生えたコスモスと石仏ががこの寺の雰囲気とマッチします。

般若寺の仏像:本尊は文殊菩薩騎獅像と言って獅子にまたがった文殊菩薩です。もともとは秘仏だったようです。不動明王像は、火焔光背の様子が見事です。あとは期間限定公開ですが阿弥陀如来胎内仏三尊も見逃せません。お堂で一際目立つ十三重塔の中から見つかった仏像で小さいですが精巧な作りとなっています。あと般若寺ではありませんがせっかく奈良公園から歩いてゆくなら、五劫院(ごこういん)の五劫思惟阿弥陀仏坐像も見ておきたいところです。。こちらも期間限定公開(8/1~12)ですが、アフロヘアのユニークな髪型をしています。説明では、果てしなく長い間考え続けた結果螺髪がうず高く積みあがったのだそうです。五劫院へは奈良公園から般若寺方面に進み上り坂の手前を右手に進んだところにあります。

○ 般若寺の写真

般若寺十三重塔とコスモスと石仏

般若寺の本堂とコスモス

般若寺楼門とコスモス